広島・大竹、3日ぶりに投球練習再開!来季先発へ力の70球
◆ 黒田&佐々岡…新旧エースの長所取り入れ ◆
(スポニチアネックスまるごと広島)
理想の投手像は黒田と佐々岡のミックス系―。
大竹寛投手(21)が8日、3日ぶりに投球練習を再開。前日7日の守備練習で右の人さし指を突き指したアクシデントの影響を感じさせず、意欲的に70球を投げ込んだ。
「指は大丈夫。いい感じで投げられました。安定したフォームで、いい球を長く投げられるようにするのが理想です」
終盤になっても球威の落ちない黒田のストレート、切れのよい球を投げられる佐々岡のゆったりとしたフォーム。新旧エースの長所を取り入れた先に、大竹の目指す投手像がある。
いきおい、秋季キャンプのテーマは「走る」。
練習終了後にサブの東光寺球場から天福球場まで課せられるランニングなどを含め、「毎日10キロは優に走ってます。これだけ走るのはプロになって初めて」。安定した投球を生む強い下半身をつくり上げるためだ。
2年目の今季は、先発からチーム事情で抑えに転向し、43試合で6勝5敗17セーブ、防御率3・18の成績を残した。
「満足半分、不満半分です」。
先発一本で飛躍を誓う来季に向け、着々と進める秋の下準備。21歳は頼もしい。
2004.11.9.tue