広島・大竹寛投手（２１）が東京・荒川の河川敷「金八先生ロード」で０５年を始動する。
鳥取で行われたプロ野球シンポジウムから帰広した大竹本人が１９日、正月の自主トレ計画を明らかにした。

　埼玉に帰省中も毎日走る。人気ドラマ「金八先生」で有名なあの“土手”を選んだのは、距離が長いことが理由だ。
「どこまでも走ってみようかと。長い河川敷はなかなかないんで、いい所です」と昨年から目を付けていた。

　今季４月１５日の阪神戦。浦和学院高時代には１度も立てなかった甲子園のマウンドで、７回無失点に抑え初登板初勝利を挙げ、５勝６敗１７セーブという今季の活躍につなげた。
前日は“先生”として高校生を指導。学園ドラマ「金八先生」ゆかりの道を走ることで、学生時代の原点を思いおこす意味もあるようだ。

　来季は先発を任されることが濃厚。
「２ケタ勝つ」と意気込む若き右腕が正月も休まず下半身を作り上げ、２年連続のブレークを狙う。