カープ・河内&大竹で20勝!若ゴイ2人がチームを引っ張る
(スポニチアネックスまるごと広島)
◆ キャンプのノルマ2500球へ調整「予定通り」 ◆
先発ローテ、いただきます!期待の右腕がブルペンに一番乗りだ。
昨季17セーブを挙げた広島・大竹寛投手(21)が19日、合同自主トレ中の大野2軍練習場で「初投げ」を披露した。
立ち投げで約40球を投げた右腕は「予定通り。キャンプも初日から100球は投げないと」 とノルマの2500球完投で先発奪取を誓った。
◆ 2ケタ勝利&優勝狙う ◆
“再生元年”にふさわしい光景かもしれない。
合同自主トレ初の休日が明けた19日。大野2軍練習場のブルペンに、球音が響き渡った。
大竹は軽く5球を投げた後、捕手を立たせての40球。
ゆっくりと、感触を確認しながら投げ込んだ。
「去年より早いです。感触は普通です。肩も慣れてきたので、自分の頭で考えてやってみようかと。予定通りですね」。
昨季は先発スタートも、故障者続出のチーム事情でシーズン途中で守護神に。
そこから17セーブを挙げる活躍で、契約更改では投手No.1の評価を勝ち取った。
今季は首脳陣も先発として期待を寄せる。「当然です」。この日も先発1本勝負を宣言した。
黒田、高橋建、佐々岡ら実績組に、河内ら若手が加わる激戦を勝ち抜くため、誰よりも早くブルペンへと足を運んだ。
投手陣横一線を強調する安仁屋投手コーチが課す球数2500球に向け、調整は進む。
「1日平均100球?逆算するとそうなりますよね。初日も100球は投げられるくらいにしておきます」
昨春のキャンプも先手必勝だった。
2月28日はオープン戦西武戦で”開幕投手”に。4回3失点も、内容ある投球できっかけをつかんだ。
今季は「あくまで開幕にしっかりとつなげたい」と2・11紅白試合や2・26オープン戦(西武戦)に立候補はしていないが「いつ投げても大丈夫なように」と心構えは変わらない。
キャンプには、昨季途中から更新が減った自身の個人HPに書き込むためパソコンを持ち込む予定。
ファンサービスの意識が高まる中「ファンとの交流にもつながりますし、今年は書きますよ」と自身の軌跡を記すつもりだ。
21歳の確かな目標は先発ローテ、そして2ケタ、夢のVへとつながっていく。
2005.1.20.thu