広島・大竹寛投手（２１）が巨人・上原との対決を熱望した。
沖縄合同自主トレ３日目の２６日、連日のブルペン入りで捕手を座らせ５０球。他の主力投手がキャンプ２５００球のノルマをにらみ、抑え気味の調整の中、ダントツの仕上がりだ。

　気持ちがはやる理由の一端は上原の存在だ。
２年前の正月、知人の紹介で食事をし、その後も球界のイベントなどで同席、アドバイスをもらった。大竹が「スゴイ人」と尊敬する上原は、球団にメジャー行きを直訴。
直接対決の機会は、いつまでもあるとは限らない。

　４・１の開幕戦の相手は巨人。
上原と投げ合うことが濃厚な開幕投手は黒田に譲っても、何とか開幕ローテに食い込み、“Ｇキラー”をアピールしたい。首脳陣に上原と投げ合う“資格”を見せる必要がある。
　「巨人は全員がホームランバッター。気合は入りますよね。
上原さんとは投げ合いたいですけど、そのためには開幕１軍にいないといけないわけですから」。
昨年、コイ投Ｎｏ．１評価を受けた若武者の鼻息は荒い。